2016年8月6日、(株)オフィス田中が企画・コーディネートした「学校給食の衛生管理指導者養成講習会」が栄養士、調理員等を対象として開催されました。
■日 時 : 2016年8月6日(土) 10:00~16:30
■場 所 : 共栄学園(東京都葛飾区)
■主 催 : ジャパンライム株式会社
■企 画 : 株式会社オフィス田中
■講 師 : 田中 延子 他
■内 容 :
1.講義 「食中毒・異物混入異物混入防止のための衛生管理の基礎・基本について」
2.講義・実習「調理技術と衛生管理を一体化した学校給食の調理について」
3.講義・演習「二次汚染防止のための作業工程表、作業動線図の作成方法」
第1講義 「食中毒・異物混入防止のための衛生管理の基礎・基本について」
講 師 : 田中 延子
(京都府立大学京都和食文化研究センター・淑徳大学看護栄養学部・東京家政学院大学客員教授、元文部科学省学校給食調査官)
衛生管理の基礎・基本である「学校給食衛生管理基準」について解説。 主な留意点について詳しく説明しました。
第2講義・実習 「調理技術と衛生管理を一体化した学校給食の調理について」
講 師: 殿塚 婦美子
(女子栄養大学名誉教授、一般社団法人EDG研究会代表理事、ロコモ美立体操インストラクター)
講義では学校給食(大量調理)の調理技術とはどういったものであるべきか、その特徴と問題点及び標準化の方法を科学的な裏付けを基に解説。実習で調理の方法や分量によって、廃棄率や再沸騰までの時間が異なることなどを体験的に学びました。
第3講義・演習 「二次汚染防止のための作業工程表、作業動線図の作成方法」
講 師: 井上 幸子
(管理栄養士、元東久留米市教育部学務課保健給食係、東京都栄養士連盟幹事長、東京医科歯科大学非常勤講師)
講義では、作業工程表・作業動線図を作成する目的と必要性、及び作成にあたってのポイントについて解説。その後グループ形式の演習で、持参した作業工程表と作業動線図を使い、問題点・改善点などを話し合い発表しました。
講習会の最後に、講習会を通しての気づきや日ごろから疑問に思っていることについて等の質疑応答が行われました。「改めて覚えることが多くあり、調理実習も参考になった」「作業動線や工程表について研修機会が少ないので勉強になった」等好評でした。
今後も継続的に、参加者の経験年数に応じた実践に役立つ研修会を企画していきたいと考えています。