2017年4月12日・13日に企業のHACCPプランナー研修で「日本の学校給食制度と衛生管理」について講義しました。
学校給食が教育に位置づけられた歴史や、世界に冠たる学校給食制度及び文部科学省在任中に作成した「学校給食衛生管理マニュアル」について説明を行いました。
今回は、研修参加者との意見交換や質疑応答も活発に行われました。
参加者の方々が学校給食について、より理解を深め、営業活動に役立てていただけることを期待します。
2017年4月12日・13日に企業のHACCPプランナー研修で「日本の学校給食制度と衛生管理」について講義しました。
学校給食が教育に位置づけられた歴史や、世界に冠たる学校給食制度及び文部科学省在任中に作成した「学校給食衛生管理マニュアル」について説明を行いました。
今回は、研修参加者との意見交換や質疑応答も活発に行われました。
参加者の方々が学校給食について、より理解を深め、営業活動に役立てていただけることを期待します。
都立の学校給食業務受託者を対象とした衛生管理に関する研修会で講演しました。
■開催日 2017年3月31日、4月3日
■主催 公益財団法人東京都学校給食会
■会場 東京都学校給食会館 国立オリンピック記念青少年総合センター
■講演テーマ 「学校給食における衛生管理~「なぜ」を追求する~」
■対象者 都立学校調理業務受託者の全従事者
■講師 株式会社オフィス田中 代表取締役 田中延子
新年度の学校給食開始に向けて、食中毒防止や衛生管理の基礎・基本を再確認していただくために講演しました。
参加者の方々には常にエビデンスや根拠を明確にした調理や衛生管理に努め、美味しくて安全な給食を提供していただくことを期待します。
日本の学校給食について紹介する、英語のホームページができました。
海外の方々との情報交換にご活用ください。
本サイト右上の「English」ボタンから、英語ホームページに移ることができます。
現在、英訳を掲載しているのは、学校給食法、学校給食実施基準、学校給食実施率等です。
今後も、英語ホームページを充実していきたいと考えています。
掲載してほしい情報、ご意見等がありましたら、本サイトの「お問い合わせ」からお知らせくださいますよう、お願いいたします。
1月から3月末まで、海外に滞在している。海外に居ても常に学校給食に関する報道は気がかりである。1月末から2月にかけて、御坊市、立川市、小平市の学校給食で連続して食中毒が発生し、学校給食の信頼が失墜するのではないかと心配していた。しかし、東京都の保健福祉局が「刻み海苔」を原因食品として究明したのには、拍手喝采、流石、東京都の食品衛生部局は優秀である。
反面、和歌山県が食中毒の原因究明のため、原則として調理従事者の喫食を禁止する判断をしたという報道には驚いた。
学校給食は一義的には「美味しい給食を安全に提供すること」が大切であって、食中毒事故の調査のために調理従事者の喫食を禁止することは、「美味しさ」を犠牲にすることにも繋がり、本末転倒と言わざるを得ない。
調理従事者は、自身が調理した給食の出来上がりや時間をおいて変化する味、主菜・副菜及び量などのバランス等の確認を行い、児童生徒の側に立って修正を加えることで、児童生徒に喜ばれる美味しい給食づくりが可能になる。児童生徒にとっては「安全な給食」は当然のことであり、「美味しい給食」でなければ、食育の教材になるはずもない。
このことから、文部科学省の学校給食衛生管理基準においては、検便を月2回以上と日々の健康調査を行うという条件を付して、調理従事者の喫食を許可している。
安全・安心な学校給食を提供するためには、事故を起こさない対策を講じることが最も大切であり、加工業者等を含めた調理従事者に対する衛生管理の向上を図ることが重要である。くれぐれも、他の自治体が和歌山県に追随することのないよう、良識ある判断に期待したい。
次に心配されることは、食材の購入についてである。
今回の事件は、教育委員会が購入した食材によって食中毒が発生し、原因が究明されるまでの間、受託業者が蒙った被害は想像を超えるものであったと思う。しかし、この事件に乗じて、学校給食食材の購入を調理受託業者に渡すよう求める動きが出るのではないかと心配している。
献立作成は栄養教諭、学校栄養職員であり、その献立は教育委員会が承認している。例えば、快適で多機能な家を建てるとしよう。設計者が設計図に基づいて建材や機材、家具などを選定することによって、設計者の意図した住みやすい家が建築される。このたとえで言えば、献立は設計図である。献立作成者は、責任をもって、食材の選定を行い、自分の意図した給食が出来上がったのか、児童生徒が喜んで喫食しているのかどうかを確認する責任がある。
食材の購入に当たっては、購入する食材がどのような衛生管理のもとで製造されているのかを、確認するとともに、信頼できる納入業者の選定が望まれる。
私たちは、これまで、他の食中毒事件を教訓に衛生管理の向上を図ってきた。くれぐれも、過剰反応に陥らないよう冷静な判断を行うとともに、より一層の衛生管理の向上に期待したい。
被害に遭った子どもや教職員の一日も早い快復を祈っている。
『学校の食事』新年号の座談会「先輩栄養教諭の経験から学ぶ栄養教諭の未来」のコーディネーターを当社代表取締役 田中延子がつとめました。
栄養教諭・学校栄養職員が国庫負担職員として採用が決まった時期、及び栄養教諭制度が導入された時期という二つの節目を経験された先生方に、当時の貴重な体験や想いを語っていただきました。それらが、現在栄養教諭・学校栄養職員として勤務されている方々にとって、今後の方向性を示す指標になればと考えています。
掲 載 『学校の食事』新年号 (発行:学校食事研究会)
学校の食事 座談会ダイジェスト版(PDFが別ウインドウで開きます)
本誌購入の場合は、書店または学校食事研究会までお問い合わせください。
事前申込制ではないので、当日のご参加も可能です。
カンボジアでの栄養教育支援について、NGO職員の方から当オフィスに協力要請があり、面談し、栄養教諭等の派遣などについて意見交換しました。
カンボジアでは栄養に関する専門家が少なく、これを支える教育制度も整っていないのが現状だそうです。子どもたちの命と成長を支えるため、日本の学校給食制度や食育等に関する知識及び経験を役立てることができたらと考えています。
公益財団法人国際開発救援財団(FIDR)カンボジア事務所
南 由美子 さん
公益財団法人国際開発救援財団(英語名Foundation for International Development/Relief)は、1990年に誕生した国際協力NGOです。
カンボジアで1996年に事務所を設立して以来、保健、農村開発の分野で支援活動を行っています。
カンボジアの給食支援事業についての詳細はこちらから「カンボジア給食支援事業」
(追記 1月16日)
国際開発救援財団(FIDR)では、栄養教育の専門家を募集しています。
詳しくはFIDRのサイトをご覧ください。栄養教育専門家(カンボジア派遣)募集
四つ葉のクローバーには「信頼」「愛情」「勇気」「希望」などの願いが込められています。
栄養教諭・学校栄養職員、学校給食関係者の皆様が「愛情」「勇気」「希望」をもって美味しくて栄養豊かな学校給食を児童生徒に提供し、それを活用した食に関する指導を行うことで、児童生徒の現在及び未来が健康で「幸福」に満ち溢れたものになりますように!
そして、栄養教諭・学校栄養職員、学校給食関係者の皆様が児童生徒の「信頼」を得て、達成感に満ち、「幸福」を感じて日々暮らすことができますように!
そんな願いを込めて、この手帳を作りました。
また、この手帳には、月間カレンダー、スケジュール帳に加え、学校給食関係者に必要な情報(学校給食の歴史、食中毒発生状況、学校給食実施状況、学校給食摂取基準の活用方法、関係法令)及びサラヤ株式会社の学校給食関連製品の情報が掲載されています。
いつも傍らに置いて日々の業務に役立てていただければ、幸いです。
※上の表紙イラスト赤枠部分
This daily planner is for diet and nutrition teachers and school dietitians.
It contains helpful information for your job.
The front picture represents our wish for all women to shine brilliantly.
The flowers show our vision for you to be a woman reminiscent of the sweet smell of flowers.
This is what we had in mind when we made this planner.
この手帳は、栄養教諭・学校栄養職員の皆さんを想い作成しました。
皆さんの仕事に役立つ情報を盛り込んでいます。
表紙のデザインは何時も生き生きキラキラ輝く女性でいてほしいから。
四季折々の花の絵は、芳しい香りのする花のような女性でいてほしいから。
そんな願いを込めてこの手帳をお届けします。