給食の異物混入問題に関して、弊社代表の田中延子が日本テレビ「ZIP!」の取材を受けました。放送は2017年9月29日(金)です。
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「”冷たい給食問題”から見えてきたもの」NHKの取材を受けました
神奈川県大磯町の中学校で給食の食べ残しが相次いでいた問題が関心を集めています。これを受けて、弊社の田中延子がNHKの取材を受けました。
『KEWPIE食だより』の「教えて!延子せんせい」で「豆の浸漬について」解説しています
フランスで行われた味覚教育セミナーに本山が参加しました
最近、子どもたちにさまざまな味覚教育が行われています。そもそも味覚教育とはどのようなものなのでしょうか?フランスの醸造学者、ジャック・ピュイゼ博士が1974年に提唱したことから、味覚教育は始まりました。ジャック・ピュイゼ博士が名誉会長を務める、子どものための味覚教育研究会(IDGE)主催の味覚教育セミナーに参加しました。
セミナーはフランス・ロワール地方の美しい街シノンで5日間に亘り行われました。
味覚教育の提唱者、ジャック・ピュイゼ博士から直接講義を受けることがこのセミナーの大きな目的です。
味覚教育では、子どもたちが五感(視覚、嗅覚、触覚、聴覚、味覚)を使って食べ物を味わう力を育みます。味わうことによって、子どもは自分の身体、感覚と向き合います。感じた味わいは言葉を使って表現することが求められます。ほかの子どもの表現を聞くことによって、自分とは異なる感性をもった存在がいることに気づきます。同じものを食べても、自分と全く同じように他人が感じているわけではないのです。甘味や苦みを感じる力はそれぞれ異なりますし、香りから思い出されるものはそれぞれの体験と深く結びついているものです。こうした体験を重ねていくことで、異なる感性をもつ他人の存在を認め、他人とは異なる感性を持つ自分自身にも自信をもち、主体性をもって生き、人々と共生していくことができる。味覚教育は、よりよく生きる力を身につけることをも目指しているのです。
味覚教育を行う際に注意しなくてはならないことがあります。それは「教えない」こと。正確に言うと、「教えることはできない」のです。感覚を感じられるのは本人のみ。誰もその人の代わりに感じることはできません。人によって感じ方はそれぞれであり、その感覚はどれも正しいものなのです。正解を教えることに慣れてしまった先生方は、最初少し違和感を持たれるかもしれません。
味わうことによって、自分自身を理解し、尊重し、他人を尊重する。表現することで言葉(語彙)が豊かになり、コミュニケーション力も育つ。食べ物と向き合うことで、食べ物の来歴、産地や、風土や生産者、そして栄養についても考える。また、食べることに集中し、ゆっくり食べるようになる。人が食べているのを見て、苦手なものにも挑戦し、克服した事例もあるそうです。食事時間をしっかりとれるようにしてほしい、静かな環境で食べたいという要望が生徒からでたという報告もあるそうです。味覚教育が人々を魅了するのは、五感を使って味わうことがもたらす、二次的な効果の可能性にもあるのかもしれません。
子どものための味覚教育研究会(IDGE)のウェブサイト:http://idge.jp/
シノンはフランス中西部、ロワール地方にある美しい街です。
ワイン造りが盛んです。
食事も味覚教育を学ぶ場です。
熟成の進んだチーズとあまり進んでいないチーズ。
肉にいろいろな飲み物を合わせてみます。
ラディッシュにバターをつけると、味はどう変わるかな?
腸管出血性大腸菌O157食中毒に注意!
埼玉、群馬両県の総菜販売店でポテトサラダなどを購入した人が腸管出血性大腸菌O157に感染しました。報道によると、埼玉、群馬県の患者から検出されたのは、「VT2」と呼ばれる毒素を出すタイプのO157で、このタイプによる患者の報告件数は8月14~20日の1週間で144件に上ったそうです。とても多いですね。感染経路は、まだ、分かっていません。しかも、同じ型のO157が11都府県で検出されているということです。ということは、学校給食でも発生する可能性があります。O157食中毒の防止対策は、ノロウイルス対策同様、和え物や生食の献立には特に注意するとともに、調理従事者の健康管理チェック、トイレの管理、手洗い、十分な加熱、調理後食品に素手で触らないことです。日頃の衛生管理に加え、O157食中毒に関し、危機意識をもって調理していただきたいと、祈るばかりです。
「昼食15分で食べられますか?」NHKの取材を受けました
中学校での昼食時間が短いことが、最近ネットを中心に話題になっています。
これを受けて、弊社の田中延子がNHKの取材を受けました。
フジテレビ『めざまし土曜日』の取材を受けました
中学校における昼食時間が短いという問題について、弊社の田中延子がフジテレビの取材を受けました。
放送は2017年8月12日(土)です。
『KEWPIE食だより』の「教えて!延子せんせい」で「もやしの扱い方」について解説しています
『KEWPIE食だより』が発行されました。給食の悩みや疑問を解決する「教えて!延子せんせい」コーナーがあり、田中延子が回答しています。今号の質問は「もやしのかさを出すにはどのようにしたらよいでしょうか、またもやしの下処理は流水で3回洗う方法でよいでしょうか」という内容です。
他にも役立つ情報が掲載されていますので、ぜひご覧ください。特集のテーマは「野菜特集『もっと野菜をたべよう』」です。
『KEWPIE食だより』 Vol.4 (季刊)
発 行 :キューピー株式会社 フードサービス部 企画制作&編集:学校食事研究会
記事はこちらからお読みください。(PDFが別に開きます)
表紙 P1.2 P3.4 P5.6
弊社が企画・コーディネートした「学校給食の調理従事者スキルアップ講習会」が開催されます!
参加ご希望の方は、「下記申込み&問い合わせ先」にお申し込みください。
■日時:9:30~16:30
2017年 8月 5日(土) 初級者向け講習会
2017年 8月19日(土) 中堅者向け講習会
2017年12月27日(水) 指導者向け講習会
■会場:品川区立総合区民会館きゅりあん 品川区東大井5-18-1 (JR京浜東北線「大井町」駅より徒歩1分東急大井町線・りんかい線「大井町」駅より徒歩5分)
■主催:ジャパンライム株式会社
■企画:株式会社オフィス田中
■参加対象者:学校給食の調理従事者(学校栄養士、調理員等)
■参加費:8100円(テキスト代、調理材料費を含む)
※参加者には文部科学省の「学校給食衛生管理マニュアル」6冊分を収録したCD-ROMを差しあげます。
■講習内容:
8月5日(土)初級者向け講習会
第一講義「学校給食の歴史及び制度」「学校給食従事者の職務及び学校給食衛生管理基準」
講師:田中延子 株式会社オフィス田中(弊社代表)
第二講義「調理実習(下処理・切裁作業)」
講師:井上幸子先生 東京都栄養士連盟幹事長
第三講義「衛生管理のポイント(基礎)」
講師:田中延子 株式会社オフィス田中(弊社代表)
第四講義「主な食中毒菌等の種類と特徴」「コミュニケーションの図り方」
講師:新名史典先生 株式会社SmartPresen代表取締役
8月19日(土)中堅者向け講習会
第一講義「学校給食が教育に果たす役割」
講師:田中延子 株式会社オフィス田中(弊社代表)
第二講義「調理実習(調理作業・基礎編)」
講師:殿塚婦美子先生 女子栄養大学名誉教授
第三講義「衛生管理のポイント(中級)」
講師:田中延子 株式会社オフィス田中(弊社代表)
第四講義「作業工程表・作業動線図の作成方法」
講師:井上幸子先生 東京都栄養士連盟幹事長
12月27日(水)指導者向け講習会
第一講義「学校給食に関連する法律・学校給食が食育に果たす役割」
講師:田中延子 株式会社オフィス田中(弊社代表)
第二講義「調理実習(調理作業・応用編)」
講師:殿塚婦美子先生 女子栄養大学名誉教授
第三講義「衛生管理のポイント(上級)」「食物アレルギーに対する対応」
講師:田中延子 株式会社オフィス田中(弊社代表)
第四講義「衛生管理の評価方法」「他の調理員に対する効果的な指導方法」
講師:新名史典先生 株式会社SmartPresen代表取締役
■申込み&問い合わせ先
ジャパンライム株式会社 セミナー事業室
電話 03-5840-9980
FAX 03-3818-6656
Webからの申込はこちら(ジャパンライムの申込サイトが開きます)
京都府立大学京都和食文化研究センター「食と健康の科学」において「子どもに対する食育の重要性」「世界が絶賛する日本の学校給食」について講義しました
2017年4月24日、5月22日の両日、京都府立大学、京都府立医科大学、京都工芸繊維大学の学生180名が聴講しました。
「食と健康の科学」は日本人の食と健康の現状を、疫学、調理学、食品科学などの科学的な観点に文化的・歴史的観点を含めてオムニバス形式で概説する講座です。ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食:日本人の伝統的な食文化」の意義を知り、我が国の食の将来について考察する能力を養うことを目的としています。
■講義の内容及び学生の意見
講義は、「居眠り禁止」で、学生との対話を大切にしながら進めています。
〇4月24日:「子どもに対する食育の重要性」
少子高齢化社会を将来支える子どもたち(学生も)にとって健康に生きる基礎である「食」は極めて重要であることをデータに基づき、講義しました。学生からは、「子どもへの食育の大切さが理解できた」「自分の食生活を見直す機会となった」などの意見とともに栄養バランスが良くて、しかも簡単にできる料理を教えてほしいなどの質問が多数ありました。
〇5月22日:「世界が絶賛する日本の学校給食」
世界で最も優れていると言われる、日本の学校給食制度や教育に位置づけられた経緯等について講義しました。学生からは、次のような意見がありました。「学校給食の意義・役割について知っていたら、給食の食べ方も変わっていたと思う」「将来子どもが生まれ、学校給食を食べるようになったら、その時に今日学んだことを伝えてあげたい」
また、一週間前が、昨年9月28日の週刊現代※「学校給食」の不都合な真実・・・こんなものを子供に与えていいわけがない!において登場した「菊乃井」店主・村田吉弘氏の講義でした。相反する内容の講義を受けた学生たちがどのような判断をしたのか興味がありましたが、振り返り票には、次のような感想が書かれていました。
・前回の村田先生の授業があって、今回の田中先生の授業(笑)でしたが、前回の授業の疑問 点が解決されていって、おもしろく、スッキリしました
・日本の給食が危機的状況であるということを先週あれほど聞いたのに、今週はめっちゃ自慢げで、見方によってこんなに変わるんだと思った。
・お二人の主張もわかりますが、正しい内容で折り合いをつけていただけたらと願っております。
週刊現代:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49763