田中延子コラム

語学留学つれづれ 6.観光

週末は、教会や博物館、公園に出かけます。

1)St Patrick’s Cathedral (セントパトリック大聖堂)

建物はステンドグラスが美しく、素敵な教会なので、多くの観光客が集まってきます。

ミサの時間が近くなると、観光気分で来ている人たちは追い出されますが、私は、隅の方でミサに参加しました。聖歌隊とパイプオルガンが素晴らしいうえに、ミサを進行する神父の歌声は魂を揺さぶるような美声です。その内、教皇様が現れて、厳かにミサが執り行われるのです。このように心が洗われる素晴らしいミサを経験したのは初めてでした。日曜の10:45頃行くとミサの準備が行われており、紳士・淑女が集まってきます。11:00~12:00までミサが行われますので、機会があれば参加してみて下さい。

 

2)Phillip Island(フィリップ島)

メルボルンから137kmに位置するこの島はペンギンパレードが有名で、体長30㎝ほどのリトルペンギンが朝早く海に出かけ、一日中魚を獲り、雛に餌を与えるために夜8時頃から島に帰ってきます。そのよちよち歩く姿が、とても愛らしくて、ユーモラスです。

写真撮影は禁止されているので、写真はインターネットの写真です。

フィリップ島に行く途中にコアラと一緒に写真を撮れるスポットもあります。

 

3)Dandenong Ranges(ダンデノン丘陵)

日本から友人が来てくれたので、一緒にダンデノン丘陵に出かけました。そこは、メルボルンから35km離れており、標高663mを蒸気機関車で登っていきます。この鉄道は1900年に開通しましたが、1950年に閉鎖されることになり、現在は鉄道マニアのボランティア400名が無給で運営しています。軍人の経験者が多いため、フレンドリーですが、ルールにはとても厳しいです。写真のように窓に座って景色を眺めることもできます。

4)Yarra Valley(ヤラバレー)

友人がワイン好きなので、ワイナリーに行くことになりました。数ドル支払い、4種類のワインを試飲します。私はアルコール分解酵素が無いので、少ししか飲めません。私の分は、殆ど友人が飲みました。

人々はドレスアップしていたり、リッチな人はヘリコプターで来たりと、日本のワイナリーとは異なり、華やかな雰囲気でした。ワイナリーを楽しんでいました。

5) Great Ocean Road(グレートオーシャンロード)

 メルボルンの極め付けは、1932年に第一次世界大戦から帰還した軍人たちが手作業で開通させた250kmにも及ぶ海岸沿いを走る道路です。

中でもポートキャンベル国立公園の奇岩「12人の使徒」と激しく打ち寄せてくる波が絶景です。昔は12の奇岩があったそうですが、波に削られて崩れ、今では8使徒になっているそうです。このグレートオーシャンロードツアーは往復580kmとかなり強行軍ですが、途中、野生のコアラやカンガルーに出会うことができました。

終わりに

3月16日に卒業し、深夜の便で、桜がちらほら咲き初める、花冷えの17日、早朝に帰国しました。いつも「やっぱり日本は、良い!!」と心から思います。でも、今年も楽しい出会いがたくさんありました。